オーストリア・ザルツカンマーグート地方
ダッハシュタインの『夏の氷穴コンサート』

 = 2016年8月毎週金曜日(8/5・12・19・26) =
 巨大氷穴のパルジィファルドームでは、夏の夜に「氷の響き」と題したコンサートシリーズが行われ、世にも不思議な音響体験ができます。

オーストリア、サンクト・マルガレーテン石切り場で
『オペラ・愛の妙薬』上演!

 = 2016年7月6日~8月19日 =
 二千年もの間、ヨーロッパ最大の採石場から砂岩が切り出され、奇妙な岩の風景が造られました。これにより、巨体なオペラのステージセットが生まれ、現在ここはユネスコ世界文化遺産に指定されているノイジィードラーゼー湖地域の一部です。

ウィーン、市庁舎前広場で『音楽映画フェスティバル』開催!

 = 2016年7月14日~9月4日 =
ウィーンの市庁舎前広場は、文化と味覚を同時に夏の夜に味わう人々の活気あるメッカとなります。美味しい食事とクラシックからポップスまでの音楽映画が、完璧な夏の夜を保証します(入場無料)。

ウイーンフィル NewYearコンサート2015

ウィーン、美術史博物館で『ベラスケス』展、開催中!

ディエゴ・ベラスケス(1599~1660)は、スペイン・ハプスブルク家の必ずしも美男美女とは言えない王子や王女たちを写実的に描いた肖像画で知られています。彼はすでに24才のとき、スペイン王フェリペIV世の宮廷画家となりました。17世紀におけるウィーンとマドリードの宮廷は、両ハプスブルク家の親戚関係・政治関係により密接な結び付きがあり、このため美術史博物館には、ベラスケスの代表的な肖像画が展示されています。加えて、マドリードのプラド美術館、ロンドンのナショナル・ギャラリー、ボストン美術館など著名な美術館からの貴重な貸出し品によって、巨匠の包括的作品群が紹介されます。

ウィーン、『オペラ座舞踏会』で社交界にデビュー!「デビュタント」

オペラ座舞踏会は、もともとハプスブルク家の行事として行われてきました。19世紀を 通してハプスブルク帝国が衰退する中においても舞踏会にかけるウィーン市民の情熱は決して衰えることがなく、1832年の統計によると20万人以上がワル ツを踊っていたことになります。これは、当時のウィーン市民の半数にあたり、カーニバル期間中にはなんと772の舞踏会が催されていました。注目されるのは、今年社交界にデビューする「デビュタント(Debutante)」たち。純白のドレスを着ることができるのは、一生に一度のデビューのときだけです。

オーストリア・オーベルンドルフ『“きよしこの夜”記念礼拝堂』でのミサ

フランツ・クサーバー・グルーバー は1807年にオーベルンドルフの近くのアルンスドルフという村にやてきて、22年あまり教師を務めました。1818年、クリスマスを間近に控えたある日、モール神父が友人のグルーバー教師に、クリスマスのミサの間に演奏されるちょっとした曲を一緒に作ろうと提案しました。実は、聖ニコラウス教会のオルガンが「よくない状態」だったからでした。12月24日の朝、モール神父 はグルーバーのもとに歌詞を持ってきて、合唱をともなる2声用の曲をギターの伴奏で作曲してくれるよう頼みました。そしてその夜に、モールがギターを弾い てテノールを受け持ち、神父がバスで自らミサの時に演奏しました。そこからドイツを経 由して、世界へとポピュラーになっていきました。後にはいろいろな伴奏形式による編曲がおこなわれています。

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