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理事:高鳥 修

経歴
昭和4年6月3日生、東大法学部卒
能生町長1期、新潟県議会議員3期、衆議院議員当選11回
大蔵政務次官、国務大臣総務庁長官、同経済企画庁長官、衆議院予算常任委員長、行政改革特別委員長などを歴任
現在自民党代議士会長、自民党行財政調査会長
全国治山治水協会・林道協会会長

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私とオーストリア

日墺文化協会が設立されたのは1985年(昭和60年)のことで、早17年を経過したことになる。
協会の設立にはいろいろな方が係り、その協力の上に発足したが、何といってもその生みの親は今は亡き佐藤喜美子女史(現協会理事、佐藤愛輔氏の姉上)であった。
女史は、当時ウィーン在住で、音楽等で留学してくる日本人学生の面倒を見ておられ、芸術を通じて日本とオーストリアの交流に献身されていたのだが、日本にその交流の母体となるしっかりした協会がないことを嘆かれ、女史と面識のあった三菱地所の中田会長を度々訪ねて熱心にその設立を懇請された。
当時私は中田会長の秘書を勤めていた関係で佐藤女史とも度々お目にかかったが、協会設立にかける女史の熱意とそのパワーには本当に驚かされ且つ尊敬の念を抱いたものである。そして同時に、子どもの頃から音楽を通じて身近に感じていたオーストリアが、意外にも遠い国であったことに正直驚きを感じたものである。
今日、協会が設立されて17年経ち、会員数も増え又総会懇親会には大使館員の方々も参加されて、着実に両国との文化交流、理解が深まっているのは本当にご同慶の至りで、もっともっと個人会員が増えることを願って止まないものである。

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